コストコの会員カードには「家族カード」という制度があります。主会員の家族が無料で発行できるこのカードは、家族でコストコを利用する際にとても便利です。
本記事では、家族カードの基本情報や、本人不在での発行が可能かどうか、後からの申請方法などについて詳しく解説します。
※カードの入会条件や特典、会費等については変更になっている場合があります。店舗にてご確認ください。
コストコの家族カードとは？
家族カードの基本情報
コストコの家族カードは、主会員と同じ住所に住んでいる18歳以上の家族に対して1枚無料で発行されます。これにより、家族カードを持つ人も主会員と同様に倉庫店での買い物が可能となり、主会員が不在でもスムーズに商品を購入できます。家族カードは個別に発行されるため、主会員と別行動で買い物ができる利点もあります。また、コストコの特典や割引を利用できるため、家族全員でコストコをお得に活用できるメリットもあります。
家族カードのメリット
- 主会員が同行しなくてもコストコを利用できる
- 年会費無料で発行できる
- エグゼクティブ会員の場合、リワード還元を適用できる
コストコのリワードと家族カード
エグゼクティブ会員のリワード還元（2%）は、家族カードの購入分も合算されます。これにより、家族全員で買い物をすればするほど、リワードの累積額が増える仕組みです。ただし、リワードの受取は主会員のみが可能であり、家族カード保有者が個別に受け取ることはできません。また、リワード還元の対象となるのはコストコでの買い物に限定されるため、ガソリンスタンドやフードコートでの購入が対象外であるか事前に確認しておくとよいでしょう。さらに、リワードは翌年度に利用可能なため、無駄なく活用するには年間の購入計画を立てることもおすすめです。
コストコの家族カードは本人不在でも発行できる？
不在時の申請手続き
家族カードを発行する際には、通常、主会員の本人確認が必要とされています。しかし、一部の店舗では柔軟に対応しており、家族が代理で申請できるケースもあります。代理申請を認める場合、申請者が主会員と同居していることを証明する書類の提出が求められることが多く、住所確認のための公共料金の領収書や住民票などが必要になることがあります。
また、代理で申請する際には、店舗のルールにより対応が異なることがあるため、事前に利用する店舗へ確認することが推奨されます。これにより、スムーズな発行手続きを行うことが可能となります。
本人以外の家族カード入会の条件
- 主会員と同居していることが証明できる（住所が同じ）
- 18歳以上であること
- 有効な身分証明書を提示できること
主会員不在時のメリットとデメリット
メリット
- 仕事などで忙しい主会員の代わりに家族が手続きできる
- 主会員が遠方に住んでいる場合や長期不在の場合でも、家族が会員特典を利用できる
- 家族カードを使うことで、主会員が同行しなくても自由に買い物が可能
- 家族で協力して買い物を分担できるため、時間の節約につながる
デメリット
- 一部の店舗では主会員の本人確認が必須のため、代理発行が難しい場合がある
- 家族カードを利用できるのはあくまで主会員と同じ住所に住んでいる場合に限られるため、別居している家族には発行できない
- 代理申請が認められない場合、主会員が直接店舗に行く手間が発生する
- 家族カードの発行枚数に制限があるため、家族全員が利用できるわけではない
家族カードの作り方
必要書類と証明書
- 主会員の会員カード（有効期限が切れていないもの）
- 家族カード申請者の身分証明書（運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、健康保険証など、顔写真付きの公的証明書が推奨される）
- 同一住所を確認できる書類（公共料金の請求書、住民票など）
- 申請者本人の顔写真撮影が必要なため、申請時には本人の来店が必須
ネット申し込みの流れ
現在、コストコの家族カードはオンラインでは申し込めません。発行には店舗カウンターでの手続きが必要です。
店舗カウンターでの申し込み方法
- 受付カウンターで申請書を記入
- 必要書類を提示
- その場で顔写真撮影
- すぐに家族カードを受け取る
登録のポイントと注意点
顔写真と住所確認の要件
家族カードには顔写真が登録されるため、申請者本人が店舗で手続きを行う必要があります。これは不正利用を防ぐための措置であり、家族カードを利用する際のセキュリティの一環となっています。また、申請時には主会員と同じ住所であることを証明するため、公共料金の請求書や住民票などの書類が求められる場合があります。
年間更新手続きの流れ
家族カードの有効期限は主会員の会員カードと同じであり、主会員の年会費更新時に家族カードも自動更新されます。ただし、主会員が会員資格を更新しない場合、家族カードも無効になるため、継続利用を希望する場合は主会員の更新状況を確認することが重要です。特に、エグゼクティブ会員の場合は更新時のリワードポイントの適用などの影響があるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
同伴者の利用方法
家族カード保有者は、主会員と同様に1回の来店につき同伴者2名まで一緒に入店可能です。ただし、同伴者には支払い権限がなく、決済は家族カードまたは主会員のカードを使用する必要があります。さらに、特定のキャンペーンやプロモーションにおいては、同伴者の入店制限が設けられる場合もあるため、利用時には最新のルールを店舗で確認することをおすすめします。
家族カードの追加に関する情報
追加カードの発行条件
家族カードは1枚まで無料で発行できますが、2枚目以降は別途会員登録が必要です。また、家族カードの追加発行を希望する場合は、主会員の登録情報と同居証明が必要となります。家族カードの発行には一定の審査があり、身分証明書や同一住所の証明書類（住民票、公共料金の請求書など）の提示が求められることがあります。
一緒に入店する場合の注意事項
主会員または家族カード保有者のいずれかがいれば、同伴者2名まで入店可能です。ただし、同伴者は会員ではないため、支払いは主会員または家族カード保有者が行う必要があります。また、一部のプロモーションやセール期間中は、同伴者の入店制限がかかる場合があるため、事前に公式情報を確認することが推奨されます。
友達と利用する際のポイント
家族カードは本人以外の利用が禁止されています。家族カードを友人に貸与することは規約違反となるため、注意が必要です。ただし、友人を同伴者として連れて行くことは可能であり、家族カード保有者がまとめて支払いを行えば、友人もコストコの商品を購入できます。さらに、友人がコストコを気に入った場合、体験利用後に正式に会員登録を行うことで、独自の会員特典を受けられるようになります。
コストコグローバルカードとの違い
家族カードの特典と制限
家族カードはあくまでコストコ倉庫店での入店・購入ができるカードであり、クレジット機能はありません。
そのため、決済方法は現金、コストコグローバルカード、その他の指定された支払い方法に限定されます。
また、家族カードを利用することで、会員限定の特典や割引を受けることが可能ですが、主会員向けの特定のプロモーションや特典は適用されない場合があります。そのため、利用前に家族カードで受けられる特典内容を確認しておくことが推奨されます。
エグゼクティブ会員との連携
エグゼクティブ会員の特典（2%リワード）は家族カードの購入分も適用されます。これは、主会員と家族カード所有者がそれぞれ買い物をした場合でも、すべての購入金額が合算され、リワード還元の対象となる仕組みです。そのため、家族でコストコを頻繁に利用する場合、エグゼクティブ会員に登録することで、年間の還元額を大きくすることが可能です。ただし、リワードの受取は主会員のみが行えるため、家族カード所有者が単独でリワードを受け取ることはできません。リワードの適用範囲については、事前に利用規約を確認し、最適な使い方を計画すると良いでしょう。
還元率の違いと選び方
コストコグローバルカード（クレジットカード）は還元率1.5%ですが、エグゼクティブ会員のリワードは2%であり、両方を併用するとさらにお得です。
例えば、コストコで年間20万円の買い物をする場合、コストコグローバルカードだけを使用した場合の還元額は3,000円（1.5%）ですが、エグゼクティブ会員のリワード（2%）を併用すると4,000円となり、合計で7,000円のリワードが得られます。
これにより、年間の会費を相殺することができる可能性もあります。また、コストコグローバルカードはコストコ以外の加盟店でも利用できるため、普段の買い物でもポイントを貯められるメリットがあります。したがって、コストコを頻繁に利用する人は、エグゼクティブ会員とコストコグローバルカードの併用を検討することで、より高い還元率を活用できるでしょう。
家族カードの便利な使い方
家族での買い物シーン
主会員が不在の時でも、家族カードを使えば自由にコストコで買い物ができます。さらに、家族カード保有者は主会員と同様に店内の全てのエリアを利用でき、商品の購入だけでなく、フードコートやガソリンスタンドの利用も可能です。また、混雑時に家族それぞれが異なるレジで会計を済ませることで、買い物の時間を短縮することができます。
特に大型の買い物をする際には、家族で協力して複数のカートを使い分けることで、効率的にショッピングを楽しめる点もメリットのひとつです。また、主会員のスケジュールに関係なく、家族カードを持つことで急な買い物の必要が生じた場合でも柔軟に対応できるため、利便性が向上します。
倉庫での効率的な買い物方法
家族カードを活用し、家族それぞれが別のコーナーで買い物を進めることで、時間短縮が可能です。例えば、食料品担当と日用品担当に分かれることで、必要なアイテムを短時間で揃えることができます。また、店舗の混雑が予想される週末やセール期間中などでは、家族全員で効率的に動くことで、レジの待ち時間を減らすことができます。
さらに、事前に買い物リストを作成し、各担当者が効率よく商品をピックアップすることで、不要な衝動買いを防ぐことも可能です。このように家族カードを活用することで、より快適で計画的な買い物ができるようになります。
カード利用時のトラブル対策
万が一、家族カードを紛失した場合は、店舗カウンターで再発行手続きを行う必要があります。再発行の際には、主会員または家族カード保有者本人が店舗に出向き、身分証明書を提示する必要があります。
また、手続きをスムーズに進めるために、事前にコストコのカスタマーサービスに連絡し、必要な書類や手続きの詳細を確認することをおすすめします。再発行には通常即日対応が可能ですが、混雑状況によっては時間がかかることがあるため、余裕を持って手続きを行うと安心です。さらに、紛失を防ぐために、カードを保管する専用ケースを用意したり、使用後はすぐに財布や定位置に戻す習慣をつけることが重要です。
コストコの年会費とカード類の関係
年会費の詳細と計算方法
家族カード自体は無料ですが、主会員の年会費（通常会員4,840円、エグゼクティブ会員9,900円）が必要です。また、エグゼクティブ会員になると、リワード還元の特典があり、年間の購入金額に応じてリワードを受け取ることができます。さらに、会員更新時には家族カードも自動的に更新されるため、家族全員でコストコを利用する際の利便性が向上します。ただし、家族カードは1枚のみ発行可能であり、同じ住所に住む家族のうち1名しか持つことができません。そのため、複数の家族で利用する場合は、誰が家族カードを持つかを事前に決めておくことが重要です。
会員カードと家族カードの違い
会員カード（主会員）は、家族カードよりも多くの特典を利用できます。例えば、主会員はコストコの特定のプロモーションや限定セールに参加できるほか、返品ポリシーにおいてもより柔軟な対応を受けられる場合があります。特にエグゼクティブ会員は、通常会員よりも還元率が高く、年間の購入金額に応じた2%のリワードを受け取ることができます。
さらに、エグゼクティブ会員限定のキャンペーンや特別割引が用意されているため、頻繁にコストコを利用する人にとっては非常に魅力的な選択肢となります。また、コストコの提携サービスや特別なイベントへの招待など、エグゼクティブ会員には追加の特典が用意されていることも多いため、よりお得に利用できるでしょう。
コストコカードの活用法
コストコグローバルカードと組み合わせて使うことで、よりお得に買い物ができます。コストコグローバルカードは、コストコでの買い物だけでなく、その他の店舗やオンラインショッピングでも利用できるため、日常の支出においてもポイントを貯めることが可能です。
さらに、エグゼクティブ会員として利用することで、2%のリワード還元とカードのポイント還元を同時に受けられるため、節約効果がより高まります。また、コストコグローバルカードは海外旅行保険が付帯していることが多く、コストコでのショッピング以外にも様々な場面で役立つ特典が提供されています。そのため、頻繁にコストコを利用する場合はもちろん、日常の支払いにも活用することで、より大きなメリットを享受できるでしょう。
家族カードの入店ルール
家族カードだけで入れる場合
家族カード保有者は、主会員が不在でも単独で入店可能です。ただし、家族カードを利用する際には、顔写真付きのカードであることを確認し、レジで提示する必要があります。
本人不在時の入店方法
主会員が不在でも、家族カードを持っている家族がいれば問題なく入店できます。さらに、家族カード所有者はコストコの特典や割引を適用できるため、主会員と同じように買い物を楽しむことが可能です。ただし、一部のプロモーションや限定イベントには、主会員が同行していることが条件となる場合があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。また、入店時にはカードの名義人と本人の一致を確認されることがあるため、本人確認書類を携帯することでスムーズに入店できます。
追加会員の利用条件
家族カードの発行は1枚までのため、他の家族が利用する場合は別途会員登録が必要です。もし同じ住所に住む別の家族がコストコを利用したい場合は、新たに主会員として登録するか、エグゼクティブ会員へのアップグレードを検討するのも一つの方法です。エグゼクティブ会員になることでリワードの還元率が向上し、よりお得にコストコを利用することができます。
おわりに
コストコの家族カードは、主会員がいなくても利用できる便利な制度です。しかし、発行時には店舗での手続きが必要であり、主会員の本人確認が求められる場合があるため、事前に確認しておくとスムーズに進められます。
