アメリカでインフルエンザが猛威をふるっているようです。今回は現在アメリカで大流行しているインフルエンザについて調べてみました。
2020アメリカのインフルエンザの死亡者数・型は?
2020年2月1日のブルームバーグによれば、現在アメリカで流行しているインフルエンザの型は、インフルエンザAのH1N1型です(参考)。
2020年1月31日にCNNは、全米で1500万人がインフルエンザに感染し、死者が8000人を超えていると報道しており、米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)は過去10年で最悪級といいいその数は更に増えると予想されています。
(cnn)
一方、新型コロナウイルスの中国の感染者は2万人で、死者は400人を超えている報じられました。(business insider)
単純に比較すると、アメリカで大流行しているインフルエンザの死亡者が、新型コロナウイルスの20倍です。
日本では連日、新型コロナウイルスに関するニュースは大々的に報じられる一方で、アメリカでのインフルエンザの流行や死者については、新聞では報道されるものの、テレビで大きく取り上げられることはありません。
少なくとも、新型コロナウイルスのように煽るような報道はされていません。
一体なぜなのでしょうか?
過小評価されるインフルエンザ
新型コロナウイルスを不安に感じるのはアメリカでも同様で、米国内ではマスクが品切れになる騒ぎがあるようです。
アメリカでもインフルエンザは過小評価されがちである理由として、米テンプル大学医学校のサボイ医師は次のように指摘しています。
「インフルエンザは日常性が高いこと」
「私たちは未知のものを恐れ、新しい新興の感染症についての情報を求める」
「何が真の脅威で、何がそうでないのか、私たちはすぐには判断できない。だから、必要のないパニックを起こすことがある」(引用)
未知の存在を不安に思いパニックになるのは全世界共通のようです。
アメリカへの配慮・忖度?
アメリカのインフルエンザについて新型コロナウイルスと比較して大々的に報じられないのは、アメリカや安倍首相への配慮や忖度ではないか?という意見はSNSでも多く見られます。
しかし、日本国内において新型コロナウイルスの報道は過激化している一方で、他国と比べると中国からの渡航者について制限などはゆるい状態にあります。
新型コロナウイルスへの対策の甘さは、安倍首相の春に習近平主席を国賓に迎えたいという思惑にあるのではないかとも報じられています(参考)。
アメリカでインフルエンザが猛威をふるっている現状について新型コロナウイルスよりも大きく報道されないのは次のような理由が可能性としてあるようです。
- 新型コロナウイルスに目新しさがあり報道が加熱している
- 一般的に多くの人が「新型コロナウイルス」について情報を求めている
- アメリカ・安倍首相への配慮
今回は、【なぜ報道されないのか?】アメリカのインフルエンザ2020の死者数・型は?について調べてみました。
過去10年で最悪級というアメリカのインフルエンザの流行と死者数。もっと大きな話題となっていいと思うのですが、報道はともかく、風邪やインフルエンザの予防は徹底していきたいと思います。