新型コロナウイルスが集団感染し横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の運航会社が、今回のクルーズでの旅行代金を全乗客に全額払い戻し、無料にすることが明らかになりました。
乗客に配布されたクルーズ船運行会社社長ジャン・シュワイツ氏からのメッセージ
全額払い戻し。Full refund. I do not have English materials. sorry.#ダイヤモンドプリンセス #クルーズ船 #新型コロナウイルス #コロナウイルス #新型肺炎 #肺炎 #DiamondPrincess #coronavirus #CoronavirusOutbreak #2019nCoV #WuhanPneumonia #WuhanCoronavirus #wuhan #Quarantine pic.twitter.com/W34x5losSO
— だぁ(On board the Diamond Princess / 乗船中) (@daxa_tw) February 9, 2020
クルーズ船無料の内容
払い戻しの範囲は、検疫中の待機期間の費用だけではなく、全ての旅行代金とのこと
- クルーズ船の旅行代金
- クルーズ前後の航空日・ホテル宿泊費・送迎料金
- オプション寄港地での観光ツアー代金
- 今回の旅行にかかる乗客が支払った全ての代金
- 検疫中の待機期間の費用全額
- 次回、今回と同額のクルーズに利用可能
クルーズ前の航空費用含む旅行代金も支払われるとは、太っ腹な対応と見られている一方、不可解に感じられるネットの声もあります。
「運航会社になんぞ落ち度があるの?? 単なる出血大サービス??」
「これは運営会社も可哀想」
「苦渋の決断。というか、保険おりるんだろうな。活用せんと。」
「予想外のことで、直接この運航会社が悪いわけではない。ただ最低限の費用は取っても良いとは思います。従業員の方もいるはずなので。」
(引用:twitter)
その費用は莫大であることはすぐに想像できますが、なぜこのような対応をすることが可能なのでしょうか?
クルーズ船|払い戻しはどうして?なぜ可能?
クルーズ船はなぜ払い戻しを決断したのでしょうか?そしてどうしてそれが可能なのでしょうか?
資金的な問題としては、クルーズ船運行会社が加入している保険を利用する可能性があります。検疫下での停泊中の費用については、日本政府と調整するということもあるかもしれません。というのも乗客に配布された文書には「さまざまな実現可能な案が出ています。日本政府と話し合いを進め、情報がまとまり次第、皆様にお知らせいたします。」と日本政府との連携が記載されています。
全額払い戻しを決断した理由は、負のイメージを払拭するためということと、後の損害賠償請求訴訟のリスクを回避するという見方があるようです。
今回費用面の問題が明らかになり、乗客の方のストレスの軽減にも繋がるのではないでしょうか?
ネットの声は?
「乗客のストレスや不安を考慮した素晴らしい決断だと思います。今回は会社にとっては損害が生じますが、この措置が騒ぎが終結した後、将来は利用者増加に繋がる事になるんじゃないでしょうか。」
「それじゃ、停泊期間中の乗客(日本国籍以外)の食事代や薬品代、検査費用、その他様々なケアにかかっている費用、更にそれらにかかる人件費すべて、現在日本側が負担している分を返金してもらいましょうか。」
「この船、検疫が始まっているにもかかわらず、ショーやダンスをやっていた。
これで感染した人も多いのでは。
感染者を増殖させた、あまりにも危機意識がない運航会社にあきれるばかり。
税金で賄われている検疫の費用も請求したいぐらい。」「日本に寄港しているので、その被害者たちの人数は日本に加算されている。
おかしいと思う。まだ日本の地を踏んでいない人たちなのに、日本での発症人数が多くなって、イギリスとか日本が危ないとか言ってます。プリンセスは乗客に支払うのはいいけど、面倒見ている日本にもお礼してほしい
と思ってしまう」「アメリカで訴訟になったらそんな金額じゃ済まないからな…既にに様々な情報が出ていた1月下旬に何で普通に出航しちゃったかな。中止で良かったのに。通りすがりに迷惑かけられた日本にも検疫関係の経費払ってね。」
「訴訟になればよりすごい金額を請求されるのはめにみえてる。先手を打った印象。
冷たいようだが新型肺炎が騒がれる前にツアーが始まったならまだしも、騒動の渦中に出航したのだから、当然ツアー主催者は最悪の事態を予想すべきで、隔離にかかる費用等を日本が支払うのは疑問が残る。自衛隊も派遣されてますからね。もっとツアー主催者や船の責任を問うべき。武漢から帰国したチャーター機の人とは全く位置付けが異なるのだから。」(引用:yahoo)