昨年末からリュウグウノツカイが各地で目撃され、過去には東日本大震災の前にも多く目撃され、大地震の前兆ではないか?とSNSを中心に話題となっています。

今回はリュウグウノツカイが地震前兆となる理由等についてまとめます。
リュウグウノツカイ|目撃画像・映像
リュウグウノツカイは昨年12月あたりから各地で目撃情報が相次いでいます。
2月15日には福井の漁港でリュウグウノツカイ2匹の目撃情報。
福井きたら漁港にリュウグウノツカイ泳いでんねんけど。。
しかも2匹。。 pic.twitter.com/gWTeuT6s7o— 中川冬威 (@toythefishing) February 15, 2020
2月7日には、兵庫県豊岡市竹野町の海岸。
【長さ4m近く】深海魚「リュウグウノツカイ」、兵庫県豊岡市の海岸で発見https://t.co/UOLM5L9E6T
但馬自然史研究所の所長は「胃袋は空っぽで弱っていて、波の力に負けて海岸に打ち上げられたのでは」と話した。 pic.twitter.com/SdxKFNPHTn
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 12, 2020
昨年12月8日、秋田県男鹿市ではリュウグウノツカイが漂着しているのが発見。日本海沿岸に漂着しました。
【リュウグウノツカイ漂着 秋田・男鹿】
体長3・95メートルで、発見時には既に死んでいました。リュウグウノツカイは水深200~千メートルの深海に生息するとされるが、生態は不明な点が多い。https://t.co/5GRbvPArWz— 産経ニュース (@Sankei_news) December 8, 2019
2020年1月4日・6日には、福井県でリュウグウノツカイが目撃されています。1月4日には海を泳ぐ姿を目撃され、6日には松原海岸に漂着しているところが発見されています。
<福井県敦賀市:リュウグウノツカイ、深海魚のはずが浅瀬で泳ぐ姿を目撃>
1/4、14時頃、赤崎の堤防で若狭町の10歳と7歳の兄弟が、泳いでいるリュウグウノツカイを発見。1/6、11時頃には、松原海岸で松陵中学校の野球部員が体長2.4mの死んだリュウグウノツカイを見つけた。 https://t.co/KgCRWviCuT— かいづかわたる (@junni_800) January 9, 2020
2月7日頃、打ち上がったリュウグウノツカイを食べた方もいらっしゃるようです
5m位のリュウグウノツカイが打ち上がってた! pic.twitter.com/9Xv4ijAFZ6
— やませみ (@yamasemi_0w0) February 7, 2020
白身の部分は臭みがほとんどなく、コラーゲンたっぷりという印象のようです。
リュウグウノツカイの切り身 pic.twitter.com/MusnjP4u6n
— やませみ (@yamasemi_0w0) February 7, 2020
リュウグウノツカイと大地震との関係
リュウグウノツカイが陸に打ち上げられると地震が起きるということは、1743年に刊行された江戸時代の奇談集『諸国里人談』にも記録されているほど、古くからよく知られていることです(出典)。
過去には3.11の東日本大震災や、2010年にチリで発生したマグニチュード8.8の大地震の直前に、リュウグウノツカイが多く目撃されたと言います。
リュウグウノツカイ|3.11東日本大震災のときは?
2011年3月11日に発生した東日本大震災の前年、2010年には、日本の沿岸で発見されるリュウグウノツカイの数が増え、地震の前兆ではないか言われていました(出典)

https://www.huffingtonpost.jp/2013/10/23/conspiracy-theorists-link-oarfish-deaths-impending-earthquakes_n_4146809.html
アメリカでもリュウグウノツカイが現れる=大地震という見方があるようで、2013年10月にはカリフォルニア州の海岸で巨大なリュウグウノツカイが打ち上げられ、大地震が迫っているのではないか?という声で溢れていたといいます。
リュウグウノツカイ|大地震の前兆は「迷信」?
リュウグウノツカイと大地震との関係について、気になるところですが、このことについては科学者によって「迷信」と結論づけられています。
深海魚と地震との関係性については以前から研究機関により調査が続けられていた。もし関連があるのなら地震予知につながる可能性があり、研究者たちは本気で取り組んでいた。今年6月、東海大学海洋研究所と静岡県立大学の研究グループは深海魚の出現が地震の前兆だとする言い伝えを「迷信」と断定し、論文として発表していた。
(引用)
この研究グループは、1928年〜2011年にかけてのリュウグウノツカイの出現情報を調べ、
見つかった日から30日以内に出現場所付近でマグニチュード6以上の地震があったか調査したようです。
その結果、該当したのは2007年の新潟県中越沖地震のみだったことから、「迷信」と結論づけました。
科学的にはリュウグウノツカイの出現と地震とは無関係ということです。
リュウグウノツカイの生態はほとんど謎ということで水族館関係者は、冬場に目撃されるのは、「冬が産卵のシーズンで産卵後に弱って打ち上げられているのかもしれない」といいます(引用)。
2月12日・北海道福島同時地震との関係は?
⚠【地震情報】⚠
12日19時36分頃、北海道で最大震度3を観測する地震がありました。震源地は胆振地方中東部、M4.4。この地震による津波の心配はありません
12日19時37分頃、宮城県・福島県などで最大震度4を観測する地震がありました。震源地は福島県沖、M5.5。この地震による津波の心配はありません pic.twitter.com/cRaWCqIWrR— 地震 揺れ情報 (@yuretara) February 12, 2020
科学的には関連性が否定されましたが、リュウグウノツカイが目撃された後の2月12日には、北海道、茨城、福島などで震度4を観測する地震が同時に発生しました。
やはり、リュウグウノツカイの打ち上げと地震にはなにかあるのかもしれません。
以上、目撃情報が多発しているリュウグウノツカイについてまとめました。