2020年1月12日午後、フィリピンの首都マニラ近郊のルソン島にあるタール火山が噴火しました。
Blue hour and night timelapse of Taal Volcano eruption. pic.twitter.com/DSJqHOaAS5
— shuajo (@joshibob_) January 12, 2020
タール火山の場所
タール火山があるタール湖は、マニラから車で南へ2時間ほどの場所にあります。
Huge prayers to the Philippines, as well as the people affected by The Taal volcano eruption. Please stay safe 🙏♥️ #PrayForPhilippines pic.twitter.com/oDYzCIEDyw
— eva 🍑 (@Stay4EVA_) January 13, 2020
過去には幾度となく噴火しておりその度に大きな被害を起こしています。
1911年1月30日には爆風によって火山島の住民のほとんどとなる1334人が死亡し、1965年の噴火では200人がなくなりました。
今回の噴火は1977年以来、42年ぶりとなります。
降灰でマニラの空港が閉鎖
タール火山の噴火により周辺は降灰の被害が深刻となっています。
How horrific 🙁#TaalVolcano pic.twitter.com/NxpOPfVSFU
— ᴀʟᴀsᴋᴀ ʏᴏᴜɴɢ (@allypiscoso) January 12, 2020
現地のウェザーニュース社員からは、目が開けづらいほどの降灰があり、マニラ国際空港は閉鎖されたとの情報が届いています。
飛行機の発着が停止されたのは、噴火により多量の火山灰が大気中に放出されると、それを吸い込んだエンジンが出力停止したり、窓ガラスに傷が付いて見通しが利かなくなるなど、航空機の運航へ重大な影響を及ぼすおそれがあるためとみられます。
フィリピンを発着する便だけでなく、付近を通過する国際線の飛行機も、経路の変更などで遅延が生じる可能性があります。
(引用:https://weathernews.jp/s/topics/202001/120135/amp.html)
WATCH: Situation at Sta. Rosa exit. Visibility is poor due to dust particles | via @jeck_batallones pic.twitter.com/weHXUsdZu4 #TaalVolcano
— ABS-CBN News (@ABSCBNNews) January 13, 2020
タール火山噴火で富士山や地震は大丈夫?日本への影響は?
タール湖は、フィリピン海プレートのプレート境界付近にあります。
フィリピン海プレートの境界付近には、東京、大阪が存在し、
相模トラフ巨大地震、南海トラフ巨大地震が誘発されないか、
また富士山下ではフィリピン海プレートが沈み込んでおり、富士山の火山がおきるのではないか?と心配する声もあがっています。
#口永良部島 の噴火
メキシコの #ポポカテペトル 噴火
フィリピン #タール火山 噴火この一週間多くね?#阿蘇 や #千島列島#富士山 #イエローストーン とか
大丈夫なんかな?— TBカズ (@tbkazu4671) January 12, 2020
専門家もフィリピン海プレートの動きによって大地震が発生する可能性を示唆しています。
11日には口永良部島で噴火
今年に入って11日には口永良部島で噴火がありました。
気象庁によると、午後3時ごろ #口永良部島 で噴火発生(↓)、噴煙2000mとか。北北東30km付近の海上で掘削中の #ちきゅう のデッキにいましたが、異常なし。当然ですが、薩摩硫黄島硫黄岳も変化なし。掘削は困難を極めてますが、それでも7300年前の巨大水中火砕流はとらえた模様🙂 pic.twitter.com/mZETZSyko6
— 巽好幸 (@VolcanoMagma) January 11, 2020
フィリピン海プレートと南海トラフ巨大地震との関係
専門家によれば、フィリピン海プレートに不穏な動きがあり、巨大地震に関わりそうな地震がすでに起きているといいます。
立命館大環太平洋文明研究センターの高橋学教授は、「不穏な動きは出ている」と指摘する。注目するのはフィリピン海プレートの動き。南海トラフ巨大地震に関わりそうな地震が、和歌山県と徳島県の間の海域や高知県西部で起きている。
「地震の巣」である相模トラフも危険だ。海側のプレートが陸側の下に沈み込んでいて、首都直下地震につながれば壊滅的な被害が生じかねない。沖縄の島々の東側に沿ってある琉球海溝でも地震が頻発している。
火山活動も活発になっている。19年10月には鹿児島県の口永良部島で火山性地震が多発。11月には同県の薩摩硫黄島、続いて桜島も噴火した。
「これらの活動を見ると、南海トラフと連動して相模トラフや琉球海溝も動く、『スーパー南海地震』の可能性が高まっているかもしれません。地震はいつ起こってもおかしくないと警戒するべきです」(高橋教授)
(引用:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200108-00000022-sasahi-env)
今回のタール火山噴火が即日本に影響があるという専門家の見解は出ていませんが、巨大地震発生の確率は80%とも言われており、日頃から地震等の災害に備える必要があるようです。
南海トラフの巨大地震が今後30年以内に起きる確率について政府の地震調査委員会は、これまでより高い「70%から80%」に見直し、新たに公表しました。北海道の根室沖の巨大地震についても「80%程度」に引き上げられ、専門家は「いずれも非常に高い確率で、地震への備えを進めてほしい」と話しています。
(引用:https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/natural-disaster/natural-disaster_03.html)