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【ニコニコ用語】「わこつ」「うぽつ」「えんちょつ」の意味・使い方・例文まとめ|今でも使う?もう死語?

生活

ニコニコ動画でよく見かけるコメント、「わこつ」「うぽつ」「えんちょつ」
初めて見ると「何これ?」「どんな意味?」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、それぞれの言葉の意味や使い方、例文、そして現在も使われているのか(死語なのか)まで、わかりやすく解説します。

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はじめに:ニコニコ動画の世界

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ニコニコ動画(通称:ニコ動)には、コメント文化から生まれた独自のネットスラングが数多く存在します。
「わこつ」「うぽつ」「えんちょつ」もその代表格で、配信者と視聴者のあいさつ代わりとして使われてきました。

ポイント
・ニコニコ用語は“コメントでの交流”から生まれた文化
・配信者との距離を縮める言葉として使われていた
・現在はX(旧Twitter)やYouTube配信ではほとんど見られない

では、それぞれの言葉がどんな意味で使われていたのか、ひとつずつ見ていきましょう。

「わこつ」の意味と使い方

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「わこつ」=「枠取りお疲れ様」の略語です。
ニコニコ生放送(通称:ニコ生)で配信者が新しい配信枠を立ち上げるたびに、視聴者が最初のあいさつとしてコメントしていた定番のフレーズです。

ニコ生は30分ごとに「配信枠」を取得する必要があり、配信者はそのたびに設定をして枠を取る作業をしていました。
「わこつ」はその作業を労う意味を込めて、視聴者が自然に交わす“開始の合図”のような言葉でした。

使い方・例文
視聴者A:「わこつ!」
配信者:「いらっしゃい〜!今日も来てくれてありがとう!」→ 配信が始まった直後の“入室のあいさつ”として使われる。

意味としては「配信開始ありがとう」「お疲れ様!」「こんばんは」に近く、リスナーから配信者への優しいコミュニケーションとして定着していました。
コメント欄に「わこつ」が並ぶと、配信者にとって「今日も常連さんが来てくれた」という安心感があったとも言われています。

豆知識
・「わこつ」は「わくおつ」「枠乙」と表記されることもあります。
・配信タイトルに「#1枠目」などと書かれていた時代に生まれた文化。
・YouTubeやTwitchなどの配信文化ではほとんど見られませんが、ニコニコ古参勢の間では今も愛用されています。

「うぽつ」の意味と使い方

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「うぽつ」=「うp(アップ)お疲れ様」の略で、動画投稿者へのねぎらいを表す言葉です。
「動画をアップロードしてくれてありがとう」「投稿お疲れ様!」という意味が込められています。

主に動画投稿直後に、コメント欄で最初に書き込む挨拶のような存在。
投稿者にとっては「待っていてくれた人がいたんだ!」と感じられる嬉しいコメントでした。

使い方・例文
視聴者:「うぽつ!待ってた!」
投稿者:「ありがとう!編集頑張ったから嬉しい!」→ 投稿直後のコメント欄で、最初に寄せられる“労いの言葉”。

「うぽつ」は2000年代後半〜2010年代にかけて、実況動画・歌ってみた・MMD・東方などの人気ジャンルで頻繁に使われていました。
特にシリーズものの動画では、投稿のたびに常連ファンが「うぽつ!」とコメントするのが恒例でした。

豆知識
・「うp」は“upload(アップロード)”のネットスラング表記。
・YouTubeでは「投稿お疲れ様です!」と書くのが一般的になり、「うぽつ」は一部の古参層だけが使う“懐かし語”になっています。
・「うぽつ」コメントをもらうと、投稿者のモチベーションが上がることでも知られています。

「えんちょつ」の意味と使い方

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「えんちょつ」=「延長お疲れ様」の略語です。
ニコニコ生放送の黎明期では、1枠=30分で自動終了する仕組みでした。
そのため、配信者が「延長」ボタンを押して枠を延ばすたびに、視聴者が「ありがとう!」「続きが見られて嬉しい!」という気持ちを込めてコメントするのが「えんちょつ」でした。

つまり「まだ配信を続けてくれてありがとう」という感謝の表現であり、リスナーと配信者の信頼関係を象徴する言葉でもあります。

使い方・例文
視聴者:「えんちょつ!」
配信者:「ありがと〜!もうちょっとだけ話そうね!」→ 枠延長の瞬間にコメントが一斉に流れるのがニコ生名物でした。

当時のニコ生では、延長には“有料ポイント”が必要だったため、延長=配信者が課金して続けているという意味合いも。
そのため、視聴者の「ありがとう」の気持ちが特に強く表れるコメントでもありました。

豆知識
・「えんちょつ」は「延長ありがとう」「続き助かる」の意。
・現行のニコ生(2020年代)では枠制限が緩和されたため、自然と使われなくなった“ニコ生特有の死語”になっています。
・当時は延長ボタンを押す瞬間、コメント欄が「えんちょつ!」で埋まるのが恒例シーンでした。

「わこつ」「うぽつ」「えんちょつ」は、どれも当時のニコニコを支えた“温かい言葉”
単なる略語ではなく、配信者や投稿者に「あなたの配信・投稿を楽しみにしているよ」という想いを伝えるツールだったのです。

今でも使う?「わこつ・うぽつ・えんちょつ」は死語なの?

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これらの言葉は、まさにニコニコ文化の象徴的なコメントでした。
しかし2020年代に入り、YouTubeやTwitch、X(旧Twitter)配信など新しいプラットフォームが主流になるにつれて、コメント文化そのものが変化しました。
その結果、「わこつ」「うぽつ」「えんちょつ」は少しずつ姿を消しつつあります。

とはいえ、ニコニコ動画やニコ生の古参ユーザーの間では今も現役で使われることがあります。
どの言葉がどのくらい使われているのか、そして現代ではどんな表現に置き換えられたのかを見てみましょう。

用語 現在の使用頻度 代わりの言葉・現在の表現
わこつ ★★☆☆☆(ニコ生では今も見かける) おつ・こんばんは・いらっしゃい・配信お疲れ様
うぽつ ★☆☆☆☆(一部の古参コメントで使用) 投稿お疲れ様・ありがとう・待ってた!
えんちょつ ☆☆☆☆☆(ほぼ死語) 延長助かる・続き嬉しい・まだ続くの?

「わこつ」は、いまだにニコ生常連リスナーのあいさつとして定着しています。
「うぽつ」は動画投稿の文化が広がった時代を象徴する言葉で、現在はごく一部のコミュニティ(VOCALOID・東方・実況古参など)で見かける程度。
そして「えんちょつ」は、枠延長システム自体が変わったため完全に死語となっています。

まとめると
・「わこつ」「うぽつ」は一部でまだ生存中
・「えんちょつ」は完全にニコ生黎明期の遺産
・今は一般的な日本語コメント(お疲れ様・ありがとう)に置き換えられている

また、2020年代以降は「コメント文化」よりも「チャット文化」が主流になり、略語ではなくそのまま日本語で感謝を伝える流れが強くなりました。
しかし、「わこつ」「うぽつ」にはその短さと独特の語感に懐かしさを覚えるファンも多く、“古参の証”として愛用されるケースもあります。

今もたまに見かける場面
・ニコニコの実況・歌ってみた動画のコメント欄
・ニコ生の深夜配信や個人枠
・昔からの固定ファンが多い放送コミュニティ
・SNS上で「懐かしのニコ用語」として引用される投稿

つまり、「わこつ」「うぽつ」「えんちょつ」は単なる“死語”ではなく、ニコニコ文化を知る人にとっての共通言語なのです。
時代とともに使う場所は減っても、その温かい交流の記憶は多くのファンの中で今も生き続けています。

おわりに:ニコニコ文化の名残として覚えておこう

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「わこつ」「うぽつ」「えんちょつ」は、2000年代後半から2010年代のニコニコ動画全盛期を彩った言葉たちです。
今ではあまり使われなくなりましたが、当時は視聴者と配信者・投稿者をつなぐ温かい“合言葉”のような存在でした。

これらの略語には「あなたの配信を待ってたよ」「動画投稿お疲れ様!」「続けてくれて嬉しい!」という気持ちが込められています。
ネットスラングでありながら、そこには感謝と共感の文化がしっかり根付いていました。

まとめ
・「わこつ」=枠取りお疲れ様(配信開始の挨拶)
・「うぽつ」=うpお疲れ様(動画投稿への感謝)
・「えんちょつ」=延長お疲れ様(延長への感謝)
・今ではほぼ使われないが、ネット文化史に残る名フレーズ!

ニコニコ用語は、ただの略語ではなく人とのつながりを生んだ文化
もし今後、懐かしのニコ生配信を見かけたら、ぜひ勇気を出して「わこつ!」とコメントしてみてください。
きっと、同じ時代を過ごした誰かが「なつかしい!」と微笑んでくれるはずです。

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