「セルフカラーしちゃったけど、次の美容室どうしよう……気まずいかも」と感じたこと、ありませんか?
市販のカラー剤は手軽で便利。でも、いざ美容室に行くとき、「怒られたらどうしよう」「なんか気まずい」「ちゃんとやってもらえないかも…」と不安になりますよね。
実は美容師さんの“本音”は、怒っているわけではありません。
むしろ「どうすればその髪をきれいに戻せるか?」を考えています。
この記事では、セルフカラー後に美容室へ行くのはアリなのか? 美容師の本音、そして注意点をやさしく、でもリアルにお伝えします✂️
ただし、美容師が困るのは「知らされないこと」。
伝えてもらえれば、髪を守る施術ができます。
美容師が「セルフカラー」に抱く本音とは?
「怒られるかも」と思っているあなたへ。
実際のところ、美容師さんはセルフカラーにどう感じているのでしょうか?
「怒る」ではなく「困る」が本音
多くの美容師さんが口をそろえて言うのが、
「怒るんじゃなくて、困るんですよ」という言葉。
理由はシンプルで、どんな薬剤を使って、どのくらいダメージがあるのかが分からないからです。
市販のカラー剤は「誰でもしっかり染まる」よう強めに作られており、
髪質によってはタンパク質が変性してしまうことも。
それを知らないままサロンで施術すると、
パーマ液やブリーチ剤が想定外の反応を起こしてしまう危険があります。
「セルフカラー=安い客」ではない
一部で「美容師はセルフカラーの人を嫌う」と思われがちですが、
実際の現場では“安いから嫌”ではなく、“リスクを避けたいだけ”というのが本音です。
どんなお客様でも、髪の状態を把握して最適な方法を選ぶのがプロの仕事。
だから、正直に「セルフで染めました」と言ってもらえる方が、むしろありがたいんです。
美容師の本音の裏にある“責任感”
美容師は「お客様の髪を守る」責任を強く感じています。
そのため、ダメージのある髪を見て軽くため息をつくことがあっても、
それは怒りではなく「どうやってベストに仕上げようか」という真剣な思考中なんです✨
・美容師は「怒る」ではなく「困る」。
・理由は、髪の状態・薬剤履歴が分からないから。
・“安いお客”扱いではなく、“守りたいお客”なんです。
なぜ美容師がセルフカラーを嫌がることがあるのか
「困る」という感情の背景には、技術的な理由がしっかりあります。
プロがセルフカラーを避けてほしいと感じる理由を見てみましょう。
① 髪のダメージ履歴が分からない
どんなカラー剤をどのくらいの時間使ったのか──この情報がないと、次に施す薬剤の選択が非常に難しくなります。
髪の表面はきれいに見えても、内部では化学反応が進んでいることも。
その結果、予期せぬブリーチ反応や断毛が起こることがあります。
② 市販カラーとサロンカラーの“成分の差”
市販のカラー剤は「一発で染まる」よう、アルカリや過酸化水素の濃度が高く設定されています。
一方、サロンカラーは髪質や履歴に合わせて調合でコントロールするのが特徴。
つまり、市販カラーは便利だけど“強すぎる”のです。
③ トーンムラや発色のズレ
セルフカラーでは、塗布量・放置時間・温度管理が一定にならないため、色ムラが起こりやすくなります。
その状態にサロンカラーを重ねると、思わぬオレンジ味や緑味が出てしまうことも。
美容師が「困る」というのは、こうした予測不能な化学反応のことなんです。
・セルフカラーの後は“髪の内部状態”が読めない。
・市販カラーは強めなので、サロン薬剤と反応がズレることも。
・美容師は「怒る」より「安全を守るため」に慎重になっている。
セルフカラー後に美容室へ行くのはアリ?美容師的見解
では結論。セルフカラーの髪で美容室へ行くのはアリ? ナシ?
実際の美容師さんたちはこう考えています。
正直に伝えればまったく問題なし!
「自宅で染めました」と素直に伝えてくれればOK。
美容師はその情報をもとに、ダメージを最小限にする薬剤を選びます。
実際、正直に話してくれるお客様ほど信頼が厚く、仕上がりも良くなる傾向があります。
何も言わないのが一番困る
見た目が自然でも、実は残留薬剤がある場合も。
それを知らずにパーマやブリーチを行うと、髪がチリついたり、色が抜けすぎたりすることがあります。
美容師にとってのリスクは「知らないまま施術すること」。
伝えてくれれば安全対策が取れるので、隠さない勇気が大切です。
信頼関係がある美容師ほど、柔軟に対応してくれる
「次からはこうした方がきれいに保てますよ」と、
提案やアドバイスをくれる美容師さんは、信頼関係を築けている証拠。
“怒られる”より“守ってもらえる”を意識して通うと、美容室がもっと居心地よくなります。
セルフカラー後に美容室へ行くときの注意点
次に、美容師さんに「ありがたい!」と思われる伝え方や来店時の注意点をまとめます。
① 使用したカラー剤の種類を伝える
メーカーや色味(例:ロレアルのアッシュ系など)を伝えると、薬剤選定がスムーズに。
もし分からなければ「ドラッグストアで売ってる泡タイプのブラウン」などでも十分です。
② 染めた時期を伝える
1週間前なのか、1ヶ月前なのかで髪の状態は大きく変わります。
最近染めたばかりなら、酸化反応が残っている可能性もあるため、パーマやブリーチは避けることがあります。
③ 無理に隠さない
恥ずかしいと思う必要はありません。
美容師はプロなので、話してくれる方が“信頼できるお客様”だと感じます。
むしろ「相談してくれてありがとう」と思っているケースがほとんど。
④ カラーとパーマの同時施術は避ける
セルフカラー後の髪は、薬剤の反応が残っている場合が多いです。
1〜2週間は間を空けることで、髪への負担を軽減できます。
・使ったカラー剤と染めた時期を伝えよう。
・隠さない方が信頼される。
・同時施術はリスクが高いので注意!
美容師目線で見る“セルフカラーとの上手な付き合い方”
実は、上手に使えばセルフカラーも“悪”ではありません。
美容師さんも柔軟に考えてくれるケースがあります。
根元のリタッチだけならOKなケースも
「どうしても時間がない」「前髪だけ気になる」──そんなときは、
美容師と相談して、根元のリタッチや部分染めだけセルフで行うのもありです。
次の来店時にリカバリーできるようアドバイスしてくれる美容師さんも多いですよ。
色持ちを良くするホームケアでフォロー
カラー後はトリートメントや紫外線対策が鍵。
「カラー専用シャンプー」や「ヘアオイル」を使うことで、セルフでもサロン帰りのようなツヤをキープできます。
最終的には“信頼関係”がすべて
美容室は“敵”ではなく、“パートナー”。
一緒に髪を育てていく関係性ができると、セルフカラーもサロンカラーも、もっと自由に楽しめます✨
まとめ:セルフカラー後に美容室へ行くのは「気まずくない」!
気まずさを感じるのは自然なこと。
でも、美容師さんは「怒っている」わけでも、「笑っている」わけでもありません。
本音はただひとつ──あなたの髪を守りたいという想いなんです。
・セルフカラー後の来店はOK、ただし正直に伝えることが大事。
・美容師が困るのは“情報がないこと”。
・市販カラーは強い薬剤なので、次の施術は慎重に。
・隠さず相談すれば、仕上がりの満足度もアップ!
おわりに
「セルフで染めたら怒られそう…」と思っていた人も、
この記事を読んで少し安心できたのではないでしょうか。
美容師さんの本音は、決して“否定”ではなく、“想い”です。
髪のことを誰よりも知っているプロだからこそ、
あなたの努力や工夫を理解したうえで、「もっときれいにする方法」を一緒に考えてくれます。
次に美容室へ行くときは、どうか胸を張って「セルフで染めちゃいました!」と伝えてください✨
それが、信頼の第一歩です。