和歌山県に浮かぶ、幻想的な無人島である友ヶ島(別名:ラピュタの島)。
友ヶ島へは、和歌山県の加太港から船で30分で行くことができます。
運賃は大人往復2200円 子供往復1100円です。
この島については「友ヶ島は怖い」「友ヶ島でなにか事件があったらしい」「友ヶ島で撮影したら心霊らしきものが写った」など
友ヶ島といえば、怖いとイメージされる方は多いようです。
【怖いの苦手な人は(多分)閲覧注意】
そういえば
友ヶ島でリングの貞子の撮影地みたいな場所を見つけてしまった。
砲台跡の誰もいない場所で恐怖でしかなかった。。。#平成最後の夏 #友ヶ島 #貞子 pic.twitter.com/Bw4pSvD3iS— 鷹取 諒☆セラムンコスプレ部 (@takatorixx2) August 20, 2018
しかし、その本当の原因は何なのでしょうか。
ネットで友ヶ島について調べると、「不穏な出来事や霊的な体験」などの言葉が目に付きます。こうした言葉の背後には、どのような事情が隠されているのでしょうか。
今回は、主に次の三つの疑問に答えていきたいと思います。
- 友ヶ島は本当に危ないのか?
- 友ヶ島の恐怖とは具体的に何を指すのか?
- 友ヶ島で報告されている事件とは?
それでは、これらの疑問点を掘り下げていきましょう。
「友ヶ島は危ない・危険だ」と言われる理由
友ヶ島が「危険」とされる理由として、まず険しい自然の地形が挙げられます。さらに、和歌山県は台風の影響を受けやすく、夜間には野生動物が出没する可能性もあります。
この島は魅力的な観光スポットでありながら、その未開の自然には特別に注意が必要でしょう。島を訪れる際は、これらの事柄を念頭に置いて計画を立てることが重要です。
それでは友ヶ島が危険である理由と対策について見ていきましょう。
友ヶ島での道は険しい
友ヶ島、史跡の画像だけ見ると良いのだけど、実際そこにたどり着くまでにこの道本当に合ってるでござるか~?みたいな所結構通る、そして険しい #ざつ旅 pic.twitter.com/CQQKGcWpvg
— い (@inui26) September 17, 2020
友ヶ島へ行く時は、険しい自然環境に注意することが大切です。
島内の道路は急勾配で、一部には立ち入りが禁止されている場所や危険な崖も存在します。
SNSなどで友ヶ島を訪れた方の投稿を見ると、雨が降ると道が滑りやすくなるため、適切な履き物を選ぶことが肝要です。
安定性の高いトレッキングシューズや、しっかりした作りのスニーカーがお勧めです。逆にヒールやサンダル、ブーツは不適切で、不便を感じることが多いとのことです。
友ヶ島は台風が頻繁に通過する
和歌山県に位置する友ヶ島は、台風が頻繁に通過するエリアです。
そのため、島へのフェリーが台風の影響で欠航することがあります。
島からの帰路が難しくなる可能性があるので、訪問前に最新の天候情報とフェリーの運行状況を確認することが重要です。
また、万が一友ヶ島に行けなくなった場合の代替プランを準備しておくと安心です。
友ヶ島の野生動物について
友ヶ島はもちろん、和歌山でも自然がたくさん!東京から来たら、本当にネイチャーの気持ちがすごい。心癒される〜
エディちゃんだけは自然が怖いかもしれません(笑)#なんて素敵な和歌山なんでしょう pic.twitter.com/yfKudi14J1
— Efficient Times (@EfficientTimes) March 1, 2020
自然豊かな友ヶ島では、さまざまな野生動物が生息しています。
特に夜間は動物が活動的になるため、外出する際は注意が必要です。
島にはタイワンジカやタイワンリス、クジャクなど、本土ではめったに見られない動物がいます。
また、スズメバチやマムシ、ニホントカゲ、ミシシッピアカミミガメなどの爬虫類や昆虫もいるため、十分な注意が必要です。
特にマムシには警戒し、動物を刺激しないように心がけましょう。
友ヶ島は怖いとされている理由
友ヶ島は、廃墟のファンにはたまらない魅力を持つ観光地ですが、一方でその独特な雰囲気が「恐怖」を感じさせることもあります。
この島は元々、大阪湾への外国船の進入を防ぐために設けられた旧日本軍の要塞地帯として知られています。
島内に点在する大砲の残骸や武器庫の廃墟は、まるでアニメのシーンのような不思議な印象を与えます。この特色ある景観のため、コスプレ愛好家たちにとって「聖地」とも呼ばれています。
しかし、悪天候や暗い時間帯には、島の雰囲気がガラリと変わり、訪れる人々が「ちょっと怖い」と感じることも珍しくありません。
友ヶ島を訪れて、何かしらの恐怖を感じた場合は、無理をせずに明るい場所に移動することが良いでしょう。
友ヶ島での事故とは?
「友ヶ島 」で事故が起きたと噂する人もいますが、実際に友ヶ島で事故は起こったのでしょうか?
友ヶ島周辺で発生した事故について調査しました。その結果、かつて友ヶ島の近海で遊漁船が転覆する事故があったことが判明しました。
この事故においては、幸いにも乗船していた3人の乗組員は全員無事で、死亡者は報告されていません。事故は和歌山市の友ヶ島に近い地ノ島の西で発生し、波による浸水の影響で「関和丸」という遊漁船が転覆しました。船長が救助要請を行い、乗組員は救命胴衣を身に着け、自力で近くの岩場に避難することができました。
さらに、友ヶ島の周囲は岩が多く、地震や台風により海が荒れることが多いため、船の事故がよく起こっているという情報もあります。
友ヶ島自体での事件や事故の報告は特にないものの、島内での散策時には滑落などの事故を防ぐために、十分注意することが重要です。
おわりに
今回は、友ヶ島がなぜ「危険」と「怖い」と言われるのか、またそこにまつわる事件や心霊の噂について詳しくご紹介しました。
友ヶ島における「危険」という評判の背景には、急な山道、和歌山県での頻繁な台風、夜間に活動する野生動物などが関係しています。さらに、廃墟ファンにとっては魅力的な観光地でありながら、その特有の雰囲気が人々に恐怖を感じさせることもあります。現在のところ、友ヶ島での事件や事故に関する報告は特にないようです。
友ヶ島への訪問時には、トレッキングに適した服装を選び、安全面に注意を払いつつ、観光を楽しんでください。