風速3mで釣りは可能か？船釣りや堤防は中止したほうがいい？

風速3mはどの程度の風の強さでしょうか？

風速3mは、心地よい風が吹き抜く程度の風です。

このくらいの風であれば、日常生活における支障は全くなく、外に洗濯物を干しても安心で、ちょうどよく乾燥させることができるでしょう。さらに、このような風では空気中の埃が舞い上がることもないため、車の洗浄に適した日とも考えられます。

風になびくといえば鯉のぼりですが、鯉のぼりが活き活きと風になびく姿になるのは、風速5mからと言われています。

そのため風速3mは鯉のぼりが力なくぶら下がる程度の風とイメージしていただいてもよいと思います。

それでは釣り場合はどうでしょうか？特に船釣りを予定している場合、風速3mがどのような影響を及ぼすかが気になるところです。風が強くなるにつれて波の高さも増すため、安全面に十分注意が必要です。堤防での釣りも、風速3mはどのような体感になるか気になりますよね。

詳しくみていきましょう。

風速3mはどのくらい？体感は？

風速3mというのは、日々の生活で感じる心地よいそよ風のイメージです。

風速3mという風の強さをより理解しやすくするために、それを時速に換算してみるという方法があります。具体的にどれほどの速さであるかを時速で表現することにより、風の感じ方をイメージしやすくなります。

風速3mを時速で表すと、約10.8km/hになります。
(3（ｍ/s）× 60（秒）×60（分）＝10800（ｍ）)

これは、自転車を時速約10kmで走らせている時に感じる風の強さと似ています。

気象庁が定めるビューフォート風力階級でいう「軽風」の範疇に入り、この風では顔に風を感じたり、木の葉がわずかに動くくらいの強さです。

ビューフォート風力階級における風速3mの「軽風」は、陸上での生活では木の葉が軽く揺れるほどのやさしい風を感じさせ、海では明確なさざ波が見られる程度の風です。

風速3mで釣りは可能です。波については、僅かなさざ波が立つ程度で大きな問題はありません。

水上での遊びやスポーツが風によって影響を受けるのは、風速がおおむね4mを超えた場合です。従って、風速3mの状況下では、釣りなどの水上でのレジャーがほぼ何の問題もなく、快適に行えると言えます。

船釣については船に大きさや波の高さなどの条件と照らし合わせて確認する必要があります。

ミニボートの場合は、風速4m、波の高さ0.5ｍが安全の目安と言われています。
しかし、エンジンが故障した場合は自力でオールで漕ぐ必要があるため、オールで漕いで帰ってこれる範囲の風速は3m以下とされています。そのため風速3mは波の高さが高い場合は中止を検討する必要がありそうです。

全国各地の港には釣り船がありますが、中止等の判断は各釣り船の船長が判断します。

釣り船の場合は、風の影響を受けにくく、風速10m以上にならなければ中止にはならないようです。

また風速3m程度では船酔いもひどくはならないと言われています。

風速3mはそよ風程度の風の強さであるため、堤防釣りは問題ないと言われています。

しかし、風向きによっては強風に感じることもあり、道具が飛ばされたり体が煽られたりするため、のんびり釣りを楽しむには風速3mは強い風に感じるかもしれません。

釣果への風速の影響が気になるところですが風速3mでは魚は釣れるのでしょうか？

波が高いときと低い時はどちらがよく釣れるのでしょうか？

一般的には、波が穏やかな時の方がよく魚が釣れるといいます。理由としましては、仕掛けが安定するためです。逆に波が高すぎるときは仕掛けが安定せず釣りづらくなると言われています。

風速3mはそよ風程度の風で、日常生活では問題ない風の強さです。

釣りにおいても多くの方は風速3mで普通に行ってはいるものの、風向きによっては道具が飛ばされたり、体に抵抗を感じたりすることがあるため、注意が必要です。